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「ももんが」について

「エゾモモンガ」(講談社)より転載

エゾモモンガはリス科に属し、英名を「飛ぶリス (a flying squirrel)」といい、ムササビと同じく飛ぶ哺乳類である。北海道の森に棲むが、フィンランドから朝鮮に生息するタイリクモモンガに分類され、本州、九州に棲むニホンモモンガ (ホンシュウモモンガ)とともにモモンガ属をなす。

体長は約13センチメートル、尾は10センチメートル前後の長さである。前足と後 足の間に皮膜があり、これをひろげて、木から木へと飛び回る。その距離は10メートルぐらいだが、150メートルを飛ぶこともある。

夜行性で、木の洞を巣とする。木の芽や葉、穂を食べる。冬眠はしない。

右上の写真は、目黒誠一さんの写真集「エゾモモンガ」からの転載です。

 

広辞苑第4版(岩波書店)によると、「ももんが」とは

 

リス科の哺乳類。ムササビに似るが、小形で、頭胴長15〜20センチメートルほど、 眼が大きく、また頬の白斑がない。毛色は褐色と灰色とがある。日本特産で、本州・四国・九州に分布。北海道にはやや小形のタイリクモモンガがいる。森林に すみ、樹間を滑空する。夜行性。ももんがあ。ももんじい。

cf.「むささび」
(古くムザサビとも)リス科の哺乳類。頭胴長40センチメートル。背は黒褐色、 腹は白色、頬は白い、前後肢の間に飛膜が発達し、木から木へ滑空する。昼は樹木の空洞内に潜み、夜出て、木の芽・果実などを食う。アジア東部、わが国では 北海道を除く森林に分布。晩鳥(ばんどり)。のぶすま。尾被(おかずき)。

 

世界大博物図鑑 5.哺乳類(平凡社)より抜粋

 

哺乳類
齧歯(げっし)目 Rodentia
リス科 Sciuridae
モモンガ(8属26種)(ムササビ(3属7種))

和:モモンガ、モミ(毛美、毛朱)
英:flying squirrel
ラテン語:Pteromys

【名の由来】
属名プテロミスは翼pteronのあるねずみmusを示す。和名のモモンガは古くモミ とよばれ、毛美、毛朱と表記されることもあった。毛色の美しさを称したのかもしれない。<兎園小説>によれば、モモンガとはモミの年老いて大きくなったも のを指した特殊な名称で、もとモモンクワァといった。すなわちモモンはモミの訛り、クワァはそのなき声をあらわしているという。


   
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